1 帰る時間を決める

朝、出勤したら必ず退勤時間を決めた方が良い。「17時に帰る!」と決めるからこそ、その時間までに帰るために、できることを考えるのだ。当たり前だが、大切なことである。

 

2 1日の時間をマネジメントする。

教師が一日でする仕事の量は膨大である。何となく仕事をこなしていくと、効率が悪いだけでなく、やり忘れてしまうなど仕事のミスにもつながる。そこで、私は手帳に必ずTODOリストを作成し仕事を処理する。

【ステップ1】

まず、朝学校に行くと一日のうちにやる仕事を手帳に箇条書きする。この時、特別順番などは考えなくてよい、とりあえず思いつくものを書くのがポイントである。

【ステップ2】 次に、仕事の中ですぐにできそうなもの、もしくは早急にやらなければならないものから順に番号をふっていく。基本的に今すぐやらなければならないものから優先することが大切。

【ステップ3】

 やり終えた仕事は、赤鉛筆などで消していく。消すことで、今残っている仕事と、やらなければならない仕事がはっきりする。また、自分自身の頑張りが分かり、達成感も味わえる。

【ステップ4】

  休み時間等でTODOリストを見直し、追加でやるべき仕事を書き加えたり、終わった仕事を消していく作業を繰り返す。この4つのステップを繰り返すことで、私自身仕事の効率が非常に上がった。

 

 

3 宿題チェック

宿題を放課後までかかって見ていては、帰る時間は当然遅くなってしまう。宿題は朝の時間に見てしまうように心がけることが大切だ。そのために、私のクラスでは宿題の答え合わせは子ども自身で○付けまでさせて持ってくるようにさせている。そのため、教師は基本的にハンコを押すだけで仕事が終わる。

しかし、日記の場合コメントを書くことが出てくる。そんな時の基本的な考え方は、『無理をしない。』ということだ。無理をして休み時間までかかってコメントを書くよりは、休み時間は子どもと過ごした方が有意義だと考える。また、忙しくてコメントが書けないことも多いはずだ。そんな時には、無理せず私はハンコを押すようにしている。ただし、この際個別評定をするように、長く良い日記はハンコ3つ、良い日記は2つ、普通の日記は1つのようにハンコの数を変えている。これにより、子どもたちの日記への意欲は高まっていった。また、もしコメントを書く場合は、長く日記を書いた子には長いコメントを書き、短い日記には短いコメントを書くなど差をつけることで、子どもたちのやる気を引き出している。

 

4 テストの〇付け

テストの〇付けを効率よく終わらせるために私は以下の流れで行っている。

【テスト返却までの流れ】

① 15分経ったら集める。(概ね出席番号順)

② 20分で○付けを終わらせる。

③ 5分で点数を名簿に記録

④ 残り5分でテスト返却と直しをする。

特に○付けの際には、分割して○付けをしたり、1問ごとに〇付けをするのではなく、大きな問題ごとに〇付けをしたりするなど、少しでも時間を短縮する方法を考えている。

 

5 掲示物を貼る

掲示物を貼るポイントは、子どもに貼らせるということだ。もちろん、安全のことを考えて、子どもたちの必ず手の届く場所に掲示することで、子どもたちだけで掲示をすることができる。

 

6 帰りの会

 

とにかく一番は早く帰らせることだ。長々と教室に残っていては、放課後の仕事はできない。帰りの会の中身は必要最低限にして、子どもたちをすぐに帰らせることで、放課後の仕事の時間を確保することができる。